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製造部　成形加工課

主任

入社するまで知らなかった奥深いカード製造の世界。夢中になれる仕事です。

2010年入社

Profile プロフィール

大学卒業後に入社し、成形加工課に配属。積層部門・プレス部門の両方を経験し、プレスの新型機のオペレーターの主軸を任される。操作方法の周知やトラブルシューティングに務めた実績が評価され主任に昇進。地元のお祭りを愛し、会合へも積極的に参加する。

Interview インタビュー

文系でも入社できる製造職に魅力を感じました。

製造職に興味を持ったのは、鉄工所や工場で働く友人が周りに多かったのが大きいです。話を聞くうちに自然と自分もやってみたいと思うようになりました。ただ、いざ就職活動を始めてみると、理系の大学を卒業しないと入社できない会社が多くて苦労していたところに見つけたのが当社です。文系にも門戸が開かれていて、身近なカードがどのように製造されているのかも興味がありましたので、迷いなく思い飛び込みました。

さまざまな工夫を重ねながら製造しています。

カード製造はシンプルなのですが、細かい工夫で成り立っています。たとえばプレス工程では、複数枚のシートを重ねたものに熱と圧を加えてカードの素をつくるのですが、素材や厚さによって温度やプレス時間を変えています。温度はすぐには変えられないため、同じ温度帯でいける製品をどれだけ連続させられるかが、生産性向上のカギです。製造スケジュールを組むのもやりがいがあり、知れば知るほど面白くなっています。

新しいものづくりで会社の未来を切り開く。

以前から人間関係は良好で居心地が良く、そこに新型プレス機が導入されたことで残業も減り、子どもたちと夕ごはんを一緒に食べられるようになりましたし、休日も増えたので家族と旅行も楽しんでいます。ナテックでは現在、カード製造に変わる柱をつくることを目標に掲げており、私たちの部署でも知恵を出し合ってカード状のなにかをつくれないか検証中です。道程は険しいですが、新しいことにチャレンジするのは、とてもワクワクします！

Point 仕事を読み解くポイント解説

Point

大量生産を支える
製造リレー

Point

カード製造は
まるでミルフィーユ

Point

カードの種類は
ひとつじゃない

Point

着実に教えていく
研修体制

Point

大量生産を支える製造リレー

製造の現場は、それぞれの担当者が役割分担しながらリレー形式でつくっています。大きな流れでいうと、製版→オフセット印刷・シルク印刷→積層→プレス→抜き工程→検品→加工（エンボス・エンコード、箔押し）があり、製板と印刷を行う印刷課と、積層から加工までを担う成形加工課、全体スケジュールを担う工程管理課などが力を合わせて年間1億枚のカード製造を支えています。

Point

カード製造はまるでミルフィーユ

1枚のカードは、実は複数枚のシートが層になってできており、コア材と呼ばれるカードのデザインが印刷されたシートに、保護用のラミネートシートを上下に1枚ずつ重ねるといったイメージです。ICチップ入りのカードはコア材の間に、さらにもう一枚特別なシートを挟みます。このシートを重ねる部署が積層の工程です。そして、それらをプレス工程で熱と圧を加えて1枚に固めて型抜きすれば、見慣れたカードの姿になります。

Point

カードの種類はひとつじゃない

わかりやすいのは厚みで、0.76ミリを基準に、0.5、0.25といった薄いものあります。素材もPVC（ポリ塩化ビニル）やPET-G樹脂など多彩です。素材が違えば扱い方も変わり、たとえば、プレスの温度もPVCなら145℃、PET-G樹脂なら95℃と大きく変化します。製造では素材や薄さに応じて柔軟に対応する必要があり、職人としてのやりがいを感じられるのが魅力です。

Point

着実に教えていく研修体制

機械の操作方法から製品・素材によるつくり方の違い、機械トラブルの対処まで覚えることは多岐にわたり、だいたい一人前になるまで3年ほどかかります。時間がかかることは最初から理解できているので心配いりません。ひとつずつ教えていきますし、キズの入りにくいプレスの方法といった細かい小技も伝授。部署全体で育てる体制を築いているので安心してください。